地域の低炭素・持続可能社会に向けた取り組み(あいちゼロエミッション・コミュニティ構想)

弊社では、国や地方自治体の省CO2や低炭素、持続可能社会や環境モデル都市などを目指した構想やビジョン、推進計画策定の調査検討を行っています。その一例として、愛知県より平成19~21年度の3年間に渡り、あいちゼロエミッション・コミュニティ構想推進計画策定の委託を受け、調査を行いました。調査は、学識経験者や企業・事業実施者、県や自治体の行政関係者などからなる推進委員会ならびに具体的な検討を行う検討分科会を設置し、協議・検討を行い、報告書やリーフレット(概要版)に成果をまとめています。

(1)あいちゼロエミッション・コミュニティ構想の特徴

経済活動や日常生活の場である<地域>という共通の場を舞台に、住民や企業、大学、行政などによる、環境を基調とした横断的で統合的なコラボレーション(環境協働)によって、持続可能社会づくりを進めていくための愛知県からの新しい提案で、平成19年3月に策定しました。

(2)構想の目標

「目標:環境と産業と暮らしが調和する、快適で安心な地域そだて」 「環境」と「産業」と「暮らし」の3つの領域の持続可能性が、バランス良く一体的に実現された、県民自らが参加して先進的な環境社会づくりを進めていることに誇りを感じながら住み続けることのできる「あいち」を目指しています。

○環境の持続可能性とは・・・
経済活動や日常生活における環境への負荷を可能な限り低減することによる「快適な環境の保全を可能とする社会」

○産業の持続可能性とは・・・
資源循環や自然エネルギー利用による資源の効率的利用、愛知発の環境ビジネス等の創出による「経済の成長と活力の維持を可能とする社会」

○暮らしの持続可能性とは・・・
環境に配慮したライフスタイルが新しい文化として定着、地域コミュニティの再生・活性化による「安全・安心な暮らしの維持・発展を可能とする社会」

(3)構想の展開と推進

あいちゼロエミッション・コミュニティとは、未利用資源とエネルギーの地域内循環を進める、新しいビジネスを創出・展開していくことにより、快適で安心な地域を創ります。
具体的には、リサイクル技術とエネルギー技術の融合によって、廃棄物やバイオマス資源、自然エネルギーなど未利用資源・エネルギーの地域内循環を進める、地域特性を活かした新しいビジネスを、産・学・行政と県民のコラボレーション(協働)により創出します。これが県域全体へと広がり、あいちゼロエミッション・コミュニティ構想が展開していきます。

(4)構想を進める事業モデル

あいちゼロエミッション・コミュニティ構想では、県内各地域の特性を踏まえて想定した、9つの事業モデル(先導的なモデルとなる事業)を提案しています。これら具体的な取組みを、県内の可能な地域から実現していきます。

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