スマートグリッド(燃料電池・太陽光・バイオマス・蓄電池等の分散技術の連携)
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弊社では、(財)2005年日本国際博覧会協会をはじめ、9つの企業、団体(中部電力株式会社、トヨタ自動車株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ、日本ガイシ株式会社、三菱重工業株式会社、京セラ株式会社、日本環境技研株式会社、愛知県、(財)2005年日本国際博覧会協会)と共同で、国の「新エネルギー等地域集中実証研究」の共同研究委託事業として、2005年日本国際博覧会ならびに中部臨空都市において、5年間のマイクログリッドの実証研究を行いました。弊社は、博覧会における様々な業務実績や、電力や熱のエネルギー供給システムに関する、企画・調査、計画、設計に関するノウハウを活かし、この実証研究共同企業体の中で、(1)全体システム計画のまとめ(調査・計画)、(2)エネルギープラントの基本・実施設計(設計)、(3)実証研究の評価(計画・運用)、広報等の役割を担いました。

(1)マイクログリッドのシステム概要(2005年日本国際博覧会会場)

本実証研究は、博覧会会場内において安定した電力を供給すると同時に、既存の電力系統に対する影響を極力低減するという環境負荷削減や、廃棄物処理コスト、エネルギーコストの削減など、本博覧会のテーマである「自然の叡智」やサブテーマの一つである「循環型社会」を具現化する取り組みであり、本博覧会をきっかけにこの実証実験の内容を全世界へと発信しました。

博覧会会場に構築するシステムは、自然変動電源である太陽光発電と、廃棄物を原料としたメタン発酵ガスや高温ガス化ガス、更に天然ガスを利用した燃料電池という複数の新エネルギーを組み合わせ、更に変動調整用電源となるNaS(ナトリウム硫黄)電池を加えることで、電力の需給バランスを制御できるシステムであり、複数の分散型電源を組み合わせ、それらを制御するシステムとしては世界初の試みとなりました。

本システムの導入により、マイクログリッド(地域内電力網)としてグローバル・コモン5内の施設と日本政府館の電力を賄いました。

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(2)マイクログリッドの地域実証システム概要(中部臨空都市)

博覧会終了後には、地域内における取り組みの継承として、中部国際空港近接部の中部臨空都市に移設し、常滑市役所や浄化センターという実際の負荷を対象とした実証研究を継続して行いました。

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(3)2005年日本国際博覧会における弊社の役割

日本万国博覧会(大阪万博)を始め、沖縄海洋博覧会、筑波科学技術博覧会、大阪花と緑の博覧会と、弊社では一貫して博覧会におけるエネルギー・環境システムの構築に携わってきました。
この2005年日本国際博覧会においても、新エネルギーシステムの検討を始め、冷水・ガス供給システムの計画・設計など、企画・調査に関する分野から、計画策定、基本・実施設計に到るまで様々な業務を行っています。
以下に2005年日本国際博覧会における弊社の役割を整理しました。

1)新エネルギーシステムに関する業務(2005年日本国際博覧会~中部臨空都市)
・2005年日本国際博覧会におけるエネルギーシステム計画策定調査(1999年)
・2005年日本国際博覧会エネルギーシステム計画具体化調査(2000年)
・2005年日本国際博覧会最適エネルギーシステム構築のための調査(2001年)
・2005年日本国際博覧会新エネルギーシステム基本計画策定調査(2001年)
・新エネルギー発電総合供給システム事業調査(2002年)
・2005年日本国際博覧会・中部臨空都市における新エネルギー等地域集中実証研究(2003年〜2007年)
・新エネルギー施設に係る実施設計(2003年)
・新エネルギー需給システム設置工事監理業務(2004年)
・新エネルギー地域集中実証研究施設建設工事監理(中部臨空)(2005年)
・新エネルギー実証研究調査(愛知県)(2007年)

2)その他2005年日本国際博覧会(愛知万博)における業務
・冷水・ガス供給システムに関する業務(2005年日本国際博覧会)
・2005年日本国際博覧会ガス及び冷水供給施設基本設計業務(2001年)
・2005年日本国際博覧会ガス及び冷水供給施設実施設計業務(2002年)